相談内容より、大事なこと

病気になることや、障害が残ることなど、なかなか受け入れ難いことがあります。
私も含めて、誰もがいつそうなるのか分からないわけで。
今後、障害年金の申請が必要かな、介護保険申請も検討した方が良いな、行政の福祉相談に繋げそうだな。など、いろいろとサービスはあるのだけど、どうやら自分もそれに該当して、申請できるそうだと知っても、そこに気持ちが追いつかない場合もあります。
その時、何が大切なのかなと考えると、
「かかわり」なのではと思います。
まず、安心できる「関係」を築けること。
この人に相談してみようか、と思い勇気を持って困っていることを伝える。
そこから始まるやり取りの中で、しっかりと関係を築く。
そして、この人にもう少し相談してみようか、この人が勧めてくれるサービスを使おうか、行ってみようか。
そんなふうに、少しずつ進めるのだと思います。
そして、専門家は安心で、健全な関係を築ける相手と言い換えることもできます。
同じような仕事をしている知人は、「こんにちは」の声かけから始まり、何度でも足を運んで、信頼してもらえるようにする。と言っていました。そこからしか始まらないよね、とも。
関係を築くことは、とても難しく、でも、誰かの温かさを感じたり、「ここに相談できる人がいるんだ」とそう思えるだけで、きっと心強いのではないでしょうか。
ソーシャルワーカーにとっては、基本的なことではあるのですが、実は忘れがちというか、、
時々、思い出してちゃんとできているのか振り返る。大事ですね。